平成24年9月13日~10月13日 図書館4階展示コーナー
日本人は農耕民族で、春・夏・秋・冬の一年の季節の移り変わりに身を委ねてきた稲作農作では春には田の神を迎え、夏には田植えを行い秋には稲刈の祝があり、一年を通じていろいろな行事(祭り)がある。
この年中行事は日々過酷で、単調な暮らしをする人々にとって、少しでも暮らしに変化をもたらせ、神様とともに遊ぶことに依って、自由と快楽を謳歌した。人々は四季折々の祭りの時には家々を飾り、着飾り、美味しいものを食べて和の心を込めて祝った。年中行事は農耕儀礼だけでなく、五節句や宮廷の儀礼や寺社の行事なども民間に普及したり、としや地方の独自の行事も加わって、多種多様の行事がみられる。
今回展示した作品のひとこま、ひとこまには行事(祭り)を楽しむ人々の暮らしの日本人(和)のこころを読み取ることができる。